2008年10月31日
エンゼルバンクの単行本はなぜ、こんなに頻繁に出る?

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講談社の週刊モーニングで連載中の「エンゼルバンク」の4巻が出ました。以前も紹介している通り、この本は紹介会社の転職アドバイザーが主人公になっています。絵はおなじみの「ドラゴン桜」の三田紀房さんらしく力強く大胆なまたちょっとメルヘンチックな比喩的描画もあり微笑ましい感じがしますね。

本題は、この本がなぜこんなに早く単行本が出るかということです。明らかに通常のものよりも早いのではと思います。弘兼憲史さんの島耕作シリーズも早いですえけど、それに匹敵しますね。

これって、かなり広告を突っ込んでいるリクルートエージェントの影響なんでしょうかね? 今回の4巻には同期入社の森本千賀子ちゃんがばっちり登場していました。

企業が広告費を多く出すと、単行本出版のペースがあがるというのはなさそうでありうな話ですね。どうなんでしょうか?

しっかし、三田さんのシリーズ、本当に本質をよくとらえてストーリーを仕立ててあります。この漫画で転職アドバイザーの研修ができてしまうかもしれません。

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2008年10月30日
松田公太さんの本をついつい買ってしまいました

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先日の学生向けイベント「ひらめきアイデアコンテスト」で講演されていたタリーズコーヒージャパンの創始者である松田公太さんとお話させていただき、講演もお聞きしたところすっかり松田さんファンになってしまい、本までついつい買ってしまいました。結構、キャッチーなタイトルと思いきや書かれている趣旨を言い当てている言葉なんですよね。

5年で会社を辞めるとかそういう意味だけでなく、5年単位で仕事を考えろということなんです。会社の中で担当が変わるとかそういうことも含めてのお話です。それならしっくりくる方が多いんじゃないでしょうか。結構すーっと読める本です。営業パーソンなら移動や合間含めて1日で軽く読めてしまうでしょう。

松田さんは最近の若者からとても指示されているそうです。お話を聞いていても本を読んでいてもそれもわかるような気がしました。とっても渋めのいい男でもありますしね。

最後にいつものように気にいったフレーズをいくつか書きとめておきます。

・学んで自分を成長させようという姿勢があれば、たいていのことは我慢できるものです。

・多くの人に会えばそれだけ運が向いてくる確率が高まる。

・一見単調に見える仕事こそ、脳を使え。

・机の前で座して考えるより、動きながらの方がよりよく考えられる。

・戦いの姿勢は人や組織を成長させます。

・現状維持という言葉は、非常に危険な言葉と肝に銘じる。

・楽しみなくして得るものなし。

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2008年10月29日
gooラボで活躍する徳永徹郎さんにお話を伺いました

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gooラボで活躍するエンジニアの徳永徹郎さんにお話を伺いました。徳永さんは現在、NTTレゾナントでNTT研究所の開発した技術を実用化するための商品開発に取り組んでいます。

http://www.nttr.co.jp/

そもそも今回は、パソナテックカンファレンスで講演をされていたNTTレゾナント藤代さんにお願いをして実現した企画です。藤代さんが講演の中で、NTTレゾナントにはIPAの未踏ユースに選択された優秀なサービス志向のエンジニアがいるとおっしゃっていたので、いつもの癖でインタビューのお願いをさせていただきました。

徳永さんは、横浜国立大学大学院時代にIPAの未踏ユースに採択されたプロジェクトに参画。そののちはNTT武蔵野研究所に進まれましたが、持前のユーザー志向でサービス開発の現場で活躍されています。

今回は徳永さんに生い立ちから詳しくお聞きしましたが、その素直な人柄か笑ってしまうようなお話から深いお話までいろいろな本音をお聞きすることができました。詳しくは2月に公開予定のWebエンジニア武勇伝をご覧ください。

ちなみにNTTレゾナントのオフィスは大手町ビルヂングという歴史のあるビルにあるのですが、天井をはがされ、金属やクリスタルっぽいコーティングを各所に施され、秘密基地の様相を呈していました。遊び心満載ですね。

さらにちなみに「gooラボ」のコンセプトを紹介しておきます。

 

「gooラボとは」 http://labs.goo.ne.jp/about/

次世代検索機能をはじめ、NTT研究所が開発した新技術をいち早く活用し、その可能性を皆さまに体験して頂くための場が「gooラボ」です。NTTレゾナントはgooラボを新技術の実験室とし、NTTグループが目指すレゾナントコミュニケーションの実現を目指します。

 NTT が提案する「"光"新世代ビジョン -ブロードバンドでレゾナントコミュニケーションの世界へ-」は、本格的なブロードバンド&ユビキタス時代に向けた取り組みです。進化したパソコン・携帯・情報家電等の端末や、地域ネットワークや無線LANといった高度化するアクセス手段によってユーザーをとりまく情報環境が多様化するなか、レゾナントコミュニケーション環境においては、"安全"、"確実"、"簡単"に不特定多数の相手と接続し、情報流通を可能にすることが必須です。

 NTT研究所は、レゾナントコミュニケーションの実現に向け、通信インフラから家庭の端末までをカバーする次世代ネットワークアーキテクチャ(REsonant communication Network Architecture: RENA)と、サービスを実現できる基盤技術の研究開発に全力で取り組むとともに、10年先を見据えた先端基礎技術開発についても積極的に取り組んでいます。

 NTT研究所は、商用サービスにおいて実験を行い、それより得られるユーザーからの反応などをもとに今後の課題を抽出し、実用化に向けたさらなる改良を行います。一方、NTTレゾナントは、NTT研究所が次世代検索機能をはじめとした新技術を商用サービスに導入する前に、gooラボを通じて実験を行います。「goo」の利用度向上やサービス効果について検証し、新技術のビジネス性を評価するとともに、NTTグループのインターネット事業分野を代表する総合ポータルサイトとして先進性も訴求していきます。

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2008年10月28日
永原篤さんの武勇伝を公開しました

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27日に、Webエンジニア武勇伝の第33回として、オープンソース・ワークショップの永原篤さんの武勇伝を公開いたしました。今は笑顔を絶やさない温厚な面持ちの永原さんですが、若い頃は本当に上司にかみつくような暴れん坊だったとかで同じような境遇だった私は意気投合してしまいました(笑)

http://www.web-career.com/contents/buyuden/33.html

そのまさに武勇伝っぷりを存分にお楽しみください。

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2008年10月27日
第8回R-1カップ

昨日のねっきー杯に続いて、今日は第8回目のR-1カップでした。この2つの継続参加しているコンペが同じ週に重なり、今回は宿泊して両方参加することといたしました。

今回のR-1カップは、太平洋クラブ市原コースで23名が参加しました。しかしこのコンペ、叩いてもスコアがそこそこでも何か運のめぐりあわせが悪くまだ商品をゲットしたことがありません。とても豪華な食材が賞品として並ぶので、いつも残念な思いで帰ってくるのですが、今回はどうだったんでしょうか。

加えて、太平洋クラブ市原コースは、メンバーとしてもあまり来ないコースです。こちらもよっぽどでないと成田やラ・ヴィスタに流れている状態を変えられるようなインパクトのあるラウンドを醸成できるのか難しいところです。

結局、OUT42、IN44の86であがってきましたが今回も隠しホールにはまらずに参加賞だけでした。。。とはいえ、R-1カップはいろいろな経営者の方とご一緒できるコンペで勉強もさせていただく重要な機会なので、今後も参加したいと思っています。商品は次回に期待します~

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2008年10月26日
第21回ねっきー杯
天気が心配されましたが、無事に雨があがり、第21回ねっきー杯が予定通り行われました。今回の会場は、東筑波カントリークラブ。常磐線の石岡駅から車で少し走ったところにある結構、歴史のあるゴルフ場でした。

広いは広いんですが、結構、立ちにくいティが連発。ドローとフェードとを両方コントロールできないと攻略できない難コースでした。

ほとんど睡眠時間がなかったのですが、反対に無理しないのがよかったのかスコアはまずますでした。42・41は初めて行ったそこそこ難しいコースとしては合格点ですね。
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2008年10月25日
paperboy&coの技術責任者、宮下剛輔さんにお話を伺いました。

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24日に、渋谷のセルリアンタワーにて、尖ったネットサービスを次々に発信するpaperboy&coで技術責任者を務め、perlのコミュニティでも活躍中の宮下剛輔さんにお話をお聞きしました。

http://www.paperboy.co.jp/

技術のお話をしていても転職の話をしていても本当にフラットで自然体なスタンスの持ち主といった感じだった宮下さんですが、お話をしているうちに内なるすごさがいろいろ見えてきました。詳しくは、来年1月末公開のWebエンジニア武勇伝をご覧ください。

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2008年10月24日
幻の軍鶏水炊きラーメン

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打ち合わせで木場に来た帰りに、以前からチェックしていた軍鶏専門店の「有明」に立ち寄って、1日限定50食の「軍鶏水炊きラーメン」を食べてきました。それも今日1番目のお客さんとして堂々と入場です。(写真はぐるなびさんのサイトから拝借しました)

http://r.gnavi.co.jp/a696900/

このラーメン、ちょっとクリーミーでコクのある上品な味で女性に人気がありそうです。最後に洗い飯が無料でついてきて、残ったスープにいれておじやにする感じで締めくくるのです。ほとんどの女性がこの洗い飯を食べていました。

家に帰ってきてからサイトを見たところ、1976年生まれの深川で唯一の軍鶏専門店ということで、休日はこの限定食のラーメンを食べに全国からたくさんの人が集まって行列ができるようです。サイトの写真もすんごい行列・・・。

夜はコースかセットしか頼めないようで、4500円~とそこそこのお値段ですが、昼のラーメンは洗い飯が無料でついて700円とかなりお安いです。

門前仲町へお越しの際は是非お立ち寄りください。

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2008年10月23日
黒田さんの新しい本~かんたんRuby on RailsでWeb制作

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昨年末から数回、ウェブキャリアのRuby on Railsセミナーにもご登壇いただいた株式会社オイアクス代表取締役の黒田努さんと山本不二也さん共著の新作「かんたんRuby on RailsでWeb制作~すぐに使える実践レシピ集」が月初に発売されました。

今回は帯に「Ruby on Rails+Net Beansで、かんたん・効率的なWeb制作」とある通りにとにかく手軽にWebサイトを作ることをテーマにしています。

そういえば、Railsセミナーよく出る質問にNet Beansはどうですか?というのがありました。Net Beansは昨年末のバージョンアップからRuby及びRailsに対応したばかりなので、まだ使っていないRubyistも多いのかもしれませんね。

このテーマで、黒田さんにセミナーを再度やっていただくのもいいなとも思いますが、お引受けいただけるのかしらん? ちょっとお聞きしてみることにします。

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2008年10月22日
Rubyの将来に向けてちょっと思ったこと

21日の夜にHISCO(ハイテクノロジー・ソフトウェア開発協同組合)の東京支部会で同会の中心的存在である株式会社ズィット(Zit)の水谷時雄社長からお声掛けをいただき、「Ruby」について話をさせていただきました。

http://www.hisco.jp/

http://www.zit.co.jp/

そもそもウェブキャリアでは、経営理念と思想が一致する「Ruby」を掲げてはおりますが、私自身は開発経験もない身で、ご自身がもともとエンジニアであるようなSierの社長が集まるような会でお話するのはいかがなものかとは思っていましたが、あえて経営者視点で「Ruby」の話をしてほしいとのことでしたので、「技術的質問はご容赦ください(笑)」と開き直ってやってきました。

内容的には、Rubyそのものについて、Rubyの特徴やら歴史、そしてRubyが現在、どういった企業でどのように使われているか、またRubyが今後もっと一般的に使われるようになるためにはどのような課題をクリアしなければならないのかということについてお話をさせていただきました。もちろん、持論を展開できる立場でもないし、見識もないので、書籍から引用させていただいたり、最近、「追っかけ」のようにお聞きしているMatzの講演スライドからお借りしました。

いろいろなフィードバックをいただいたのですが、一番多かった声が、

「もっとRubyの得意な部分や、何に向いているのかを明確に示してアピールしてもらえれば」

「導入した際のメリットをもっと分かりやすくメッセージしてほしい」

というものでした。生産性が高いとか概念的なことは出回っていますが、実際に使っているプログラマ以外の経営者層には、具体的な得意領域やどれほどのパフォーマンスを発揮するかを明確に示してもらわないとRubyの良さが伝わらない(=リスクを冒してチャレンジできない)ということでした。性能もどんどん向上し、機能も追加しており、実績も徐々に増えてきているのですから、それをもっと分かりやすい形にして出していけるといいんでしょうね。もちろん、いろいろ出ているのは事実ですが、実際は伝わっていないのが現状だと思うのです。

確かにコミュニティドリブンできているのもあり、戦略的なマーケティングというよりは自然発生的なマーケティング施策になっているので、そのあたりは弱いというのはあるかのかなと再度、実感いたしました。やりたいことをやることと大きな目的の達成のための施策とは結果的に異なるケースが多いので、このあたりのプロモーションは一考が必要なのではと思いました。

とはいえ、そもそもコミュニティはエンジニアの集まりですから、本来、そのマーケティング部分は我々企業側の役割なのかもしれません。そういう意味では、企業がビジネスとしてコストを負担するというのもありだとは思いますが、コミュニティに企業がもっともっと積極的に参加するというのが、よりよいRubyのコミュニティ活動の在り方なのではないかと感じました。

そんな生のSIerの経営者の本音が聞けたという意味で昨夜はとても成果があったと思います。12月にRuby1.9もリリースされますし。来年あたりが本当にRubyにとって大切な年になりそうです。Rubyのマーケティングの一貫としての「日本Railsカンファレンス」実現なども含めて、ウェブキャリアをして何ができるのか考えていきたいと思います。

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2008年10月21日
荻野淳也(ogijun)さんの武勇伝、後編をUPしました

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先週、好評だった荻野淳也さん(ogijun)の武勇伝、後編をUPいたしました。巨編と書いている通り、本当に長い記事になってしまったのですが、それでもこれだけ「はてなブックマーク」をつけていただけるというのは、ogijunの人柄なのでしょうね。

http://www.web-career.com/contents/buyuden/32_2.html

後編は、全編よりもちょっと武勇伝っぽく、ベンチャー立ち上げやRubyとの出会いや海外への進出にきっかけなどを荻野節で語ってもらいました。若いエンジニアにとっては参考になるお話がいっぱいです。

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2008年10月20日
MASHUP AWARDS 4 華やかに閉幕

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10月19日(日)に、リクルートとサン・マイクロシステムズ主催のMASHUP AWARDS 4の表彰式が行われ、今年のMASHUP AWARDS は華やかに閉幕しました。

http://mashupaward.jp/

今年は、協力企業44社、120を超えるAPIが提供され、応募総数も259作品と過去最高の規模になりました。さすがに表彰式も大きな規模です。各企業賞も含め、50組近くが表彰されるというまさに表彰だらけ。拍手だらけの1日となりました。

ウェブキャリア賞に選ばせていただいたのは、junya108さんの「にもじ」。単純なものですが、発想が面白いのと、ついついリピートしてしまうというところで選ばせていただきました。もちろん、ウェブキャリアの提供した「はんこAPI」を使っています。

http://junya108.sakura.ne.jp/nimoji/

http://hanko-api.web-career.com/

最優秀賞に輝いて、賞金100万円をゲットしたのは、Kentaroさんの「Chamap」です。

http://chamap.net/

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これはかなりのゲーム感覚で遊べるサイトで、地図とチャットがセットになった作品です。音声も工夫されていて、夢中になりそうですね。Kentaroさんの本名は、山健太郎さんです。100万円は、隣の県にしか行けなかった新婚旅行のやり直しに使うとか。おめでとうございました。

MA4100万.jpg

終了後の懇親会も相当な人が参加されていました。サン・マイクロシステムズの方も閉会の締めで言っていましたが、このMASHUP AWARDSが終わりでなくて始まりということで、今後のビジネス展開やサイトのブラッシュアップについて熱く語り合う姿があちらこちらに見えました。このあたりはエンジニア中心のコミュニティとはまた違った趣があって面白いですね。

その他、結果は下記をご参照ください。

http://mashupaward.jp/winner/

また、来年も参加させていただきたいと思います。

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2008年10月19日
沈黙の艦隊

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モーニングに10年近く連載されていた沈黙の艦隊を読みました。

今更ながらですが、テーマの大きさや台詞のスケールに圧倒されました。いろいろ盗作とかも言われていますが、そんなことを置いておいても全体のストーリー展開やシーンごとのドラマチックさを見れば、一流の作品であることはあきらかです。

なにやら平和とか戦争について改めて考えさせられた本でした。これを連載で読んでいた人ってどういう受け止め方をしていたんでしょうね。大学生だった人は、社会人として中堅になっていただおろうし、女性は母になっていたりして。。。

かわぐちかいじというと、出会いは麻雀劇画の「はっぽうやぶれ」でした。竹書房の近代麻雀だったでしょうか。あの頃は、こんなものを書く作家になるとは思っていませんでしたね。私が高校の頃なので、20年前になるんですね。

現在、連載中の「ジパング」や「太陽の黙示録」も読みたくなってきましたね。

 

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2008年10月18日
本物のアスリート~金本知憲

覚悟のすすめ.jpg

阪神の不動の四番にして、連続試合フルイニング出場の世界記録保持者の金本知憲さんの本を読んだのですが、これがまたすがすがしいというか本当に爽快にさせる本でした。これぞ、アスリート!あっぱれですね。

出版社の紹介サイトから少し引用して内容のあらましを記載しますね。

http://www.kadokawa.co.jp/sp/200809-02/

【内容】

2001年以前、毎年のように最下位を争っていたのが嘘のように、2003年、2005年と優勝、その後も毎年のように優勝争いを繰り広げ、今や常勝軍団への道を着々と歩みつつある阪神タイガース。今年も、2位以下を大きく引き離し、首位を快走している。その中心選手として、精神的支柱として、4番に君臨し続けるのが、金本知憲選手である。金本の存在なくして、阪神の躍進はありえなかった。骨折や半月板の損傷にも負けずにグラウンドに立ち続ける"アニキ"の姿は、選手たちに、ファンに、大いなる勇気を与えてきた。最近は、金本の影響で、他の選手たちも少々の怪我では休まないし、走塁面での積極性にも目を見張るものがある。何より、戦う集団としてチームがまとまり、野球の質が明らかに変わった。金本知憲とはいかなる選手なのか。阪神に何をもたらしたのか。その野球人生、肉体、精神、リーダーシップの秘密に迫る。40歳にしてなお第一線で活躍し続ける金本の強いリーダーシップや、精神力は、混迷の時代を生きるビジネスマンにとって大いに参考になるだろう。そして、金本選手の戦いぶり、生き様は、ビジネスマンという枠を超えて、あらゆる人々に勇気や生きる力を与えるに違いない。

【著者紹介】

金本知憲 (かねもと ともあき)阪神タイガース外野手。広島県広島市出身。1968年4月3日生まれ(40歳)。広陵高等学校、東北福祉大学で活躍後、91年ドラフト4位でプロ入り。広島東洋カープから阪神タイガースへ移籍。904試合連続フルイニング出場の世界新記録を達成。推定年俸は、5億5000万円となり、日本人選手としてプロ野球界トップ。08年、400号本塁打と2000本安打を達成し、名球会入りが決定。

金本.jpg 

そして、いつもの通りに気にいったフレーズはこちらです。

・プロとして報酬を受け取っている以上、二十四時間、三百六十五日、プロとしての意識をしっかり持ち続け、仕事はきっちりしたい。プロとしての責任をまっとうするために、体が動くかぎり試合に出場するのは、自分の義務であり誇りに思っているのである。

・歳を重ねて成長するもの・・・それは精神力に他ならない

・たがいの傷をなめあうのがチームワークではない。それはアマチュアなら美談になるかもしれないが、プロがすることではない。

・怒られるのが怖いからやるなんて犬と変わらない。

そして、一番ささったエピソードは、巨人の木佐貫から頭にデッドボールを受けた直後の対応でした。慌てて謝りにきた木佐貫に金本は「気にするな、どんどん投げてこい」と言ったそうです。これはデッドボールをきっかけに自信をなくしてしまう若いピッチャーがいるため、才能ある木佐貫がつぶれないように配慮した言葉だそうです。本当に気持ちのいい男ですね。

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2008年10月17日
ドリコムのエンジニアの皆さんによるRailsセミナー

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Ruby on Rails Summer Festival 2008 のフィナーレを飾るセミナーを開催し、ドリコムの3人に締めくくっていただきました。

http://www.drecom.co.jp/

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今回講演いただいたのは、新井元基さん、今村庄一さん、吉田哲博さんの三方です。新井さんには以前、Webエンジニア武勇伝にも出ていただきましたが、なんと外部のセミナーや講演で話すのは初めてのことだそうです。3年前から自社サービスのフラットフォームとしてRuby on Railsを採用した同社のエンジニアの方々にRuby on Rails 採用にいたる経緯から最近の Ruby on Rails での顧客向けシステム開発事例までをお話いただきました(詳細は下記、参照)

http://www.web-career.com/seminar/rails_2008_1016.html

http://www.web-career.com/contents/buyuden/13.html  ←新井さんの武勇伝はこちら

 

Ruby on Rails 、ウェブサービスからビジネスソリューションへ

≪講演内容≫
(1) Ruby on Rails導入まで
株式会社ドリコムの紹介とRuby on Rails導入までの経緯、
プログラミングコンテスト開催について

(2) エンタープライズ分野での活用
顧客向けのプロダクトにRuby on Railsを採用する際の課題やメリット、デメリット、
これまでの導入事例の紹介を行います

(3) 今後の活動について
エンタープライズ分野での成果のオープンソース化など、今後予定している
活動についてお話しします。

ドリコムさんでは、モバイルSNSパッケージの「unshiu」のソース・ドキュメント一式をオープンソース化する予定もあるそうですのでご期待ください。

unshiu.JPG

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2008年10月16日
ミラクルリナックスの吉岡弘隆さんにお話を伺いました

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久々の汐留です。ミラクルリナックスの吉岡弘隆さんにお話を伺いました。今年取締役CTOを退任してからは、1人のプログラマとして活躍している吉岡さん、OSCでも2日間常駐され続け、「勉強会大集合」というセッションも多くのエンジニアを集めて大盛り上がりでした。

http://blog.miraclelinux.com/yume/

吉岡さんと激闘2時間(笑)、居酒屋にいたかのように本当にあっという間に時間が過ぎていきました。CTOを退任してから取材が多いという吉岡さんなので、これまでの取材で話したことのない内容や深みのあるお話を引き出そうと必死になりましたが、どこまでいけたでしょうか。

ミラクル.gif

でも、なんというか吉岡さんとお話していると、日本のエンジニアの未来は明るい!と思ってしまうほどのポジティブな影響を受けました!

結果は、Webエンジニア武勇伝、Engineer25no姉妹企画であり、年明け公開予定の「スーパーハッカー列伝」第1弾をお楽しみに!

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2008年10月15日
荻野淳也さん(ogijun)の武勇伝を公開しました

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今回は、第20回の「Webエンジニア武勇伝」に登場いただいた日本Rubyの会会長・ツインスパークシニアプログラマ高橋征義 氏のご紹介で、ogijunさんこと、コントロールプラス株式会社の荻野淳也さんにお話をお聞きしました。荻野さんはRubyをはじめ、あらゆるカンファレンスに足を運び、自らの師やコミュニティの繋がりを作られてきました。そんなとっても熱くてとってもクレバーなogijunさんの生きざまに魅せられたインタビューを存分にお楽しみください。熱いインタビューは150分にも及ぶロングインタビューになりました。前編後編に分けてお届けします。取材は、デザイナーズマンションを利用したオフィスをお借りしました。

http://www.web-career.com/contents/buyuden/32_1.html

日本でのRailsカンファレンス、実現したいですね!

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2008年10月14日
ひらめきアイデアコンテスト2008

10月13日に大手町サンケイプラザで実施された「ひらめきアイデアコンテスト」のオープニングイベントに行ってきました。ダイヤモンド経営者倶楽部の実施している学生向けイベントの1つなのですが、KBMJが協賛しているということと、若い感性に触れたいというのと、お話をお聞きしたり、お会いしたい方がいたので、行ってきました。

http://www.hiracon.jp/event/

第1部と第2部で構成されており、お目当てのおひと方である弘兼憲史さんの出るセッションから行こうと思ったものの若干ずれており、結局すれ違いになってしまいました。残念!

第2部では、タリーズコーヒー(Tully's Coffee)創業者の松田公太さんのお話がありました。「グローバル」をテーマにした講演でしたが、開始30分前の打ち合わせではじめてこのキーワードを聞いただけにもかかわらず、これだけのお話ができるのは、やはり能力が高い上にこういう場に慣れているのでしょうね。さすが、人気チェーン店の総帥だけのことはあります。

http://www.tullys.co.jp/index.html

最後の30分くらいは実際に学生の皆さんと過ごす懇親会となりました。同じテーブルになった10名くらいの学生さんのうち、1名はまだ1年生でしたが、あとは各学年バラバラ。去年も参加したのでという方もいましたが、ほとんどの学生さんが、友人に誘われたり、知人に呼ばれたりとあくまで口コミの世界なんだなということを実感しました。

運営委員の皆さんも学生さんですが、しっかりと段取りをしてあり、大きな支障もなく無事にイベントは終了しました。第2部の司会をしていたミス東京大学の加藤ゆりさんはもちろん、奇麗な方でしたが、落ち着いていたのでびっくりしました。TVなどでも活躍中みたいですね。

http://ameblo.jp/katoyuri-blog/

この「ひらめきアイデアコンテスト」は1月中旬まで続きます。学生の皆さん、頑張ってください! 楽しいアイデアを待っています。

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2008年10月13日
matzのRubyではない講演~PASONA TECH CONFERENCE 2008 に行ってきました。

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10月11日土曜日のPASONA TECH CONFERENCE 2008(パソナテックカンファレンス2008) エンジニア、クリエーター祭に行ってきました。会場は聖地、秋葉原のUDXです。

http://www.pasonatech.co.jp/10th/event/pt_conf2008/index.jsp

この日の基調講演が、matzでしたが、いつものRubyとは違う切り口の「まつもと的仕事の楽しみ方」ここだけの話というエンジニアとして楽しく働くためのコツをmatz流に語ってくれました。

3K(きつい、帰れない、給料が安い)、7K(規則が厳しい、休暇がとれない、結婚できない、化粧がのらない)仕事が大変なITエンジニアが都会を離れて田舎に住んで、楽しく好きなソフトウェアを開発するというのは1つのロールモデルとして成り立つだろうということで講演が始まりました。

地方に住んで(島根県松江市玉造温泉)、ソフトウェアを開発し(Ruby)、知名度を得て(日本で一番有名なプログラマ)というモデルはスーパーすぎて参考にならないともいわれるので、もう少し役にたつようにブレイクダウンする企画とのことで、matzが幸福なエンジニア人生を送るために役立った戦略的なものを聞くことができました。

ベースにあるのは、理系警視、物づくり軽視で、物を作って世の中に貢献しているのはエンジニアなのに、マネージャーやお金を動かしている文系の人ばかりが評価され、理系の平均給与の方が低いという状況だったり、社会を構成する重要なインフラを構築しているはずのプログラミングは、ソフトウェアがなければ1つも機能しないのにあまり重要視されていないということなのですが、社会の現状を嘆いていても何も変わらないので、自分の境遇を変えていこうというコンセプトでした。これって、ウェブキャリアの経営理念とも密接に関わる話で、私がWebエンジニアがもっと脚光を浴びて、自らの意思で仕選択し、楽しく生き生きと働くことができる社会を目指すという思いでウェブキャリアを立ち上げたことと完全に重なっていたので、とても嬉しく思いました。

また、経済的にも右肩上がりの時代は終わっていて、社会の潮流に乗っていても幸福になれない現代におけるITエンジニアの生き残り戦略を下記のように語ってくれました。多少レイヤーが異なるものがあるのは私の整理能力の問題です・・・。

MATZ顔PT.jpg

■前提

インベントリー(自分自身の棚卸をして自分の「特性」「こだわり」を理解する)→自分の得意なところ、自分の欠点、妥協できるところ、妥協できないところを知り、何ができると幸せなのかゴール(目標)設定をする。

やってみないと勝ち得ることはできない→仕事は楽しいことばかりじゃないと言われるけど、本当にそうなのか? 楽しくちゃいけないのか? 我慢しなくちゃいけないのか? 試してみないと実現できるかどうかは分からないので、あるタイミングではゴールに向かって走り出すことが必要

■戦略

代替可能ではない自分をつくり、差別化を行う→日本では同調圧力が強いが、それは幻想で、他人と同じことをする必要はない。良い点を伸ばし、悪い点を無視する。

でかい態度・自信を持った態度→口だけでないと言われる実力を兼ね備えつつ、理不尽なことに対して、はっきりと反論を述べられる勇気が必要。

努力→好きなことは努力も必要ないので長い期間続けられ第一人者となりうるし、アンテナが高いので情報収集もうまくいく。

コミュニケーション能力→いいものを持っていても伝わらないと理解されない。コンピュータを相手にしていても実際に相手にしているのは、コンピュータの向こうにいる人間、ソフトウェアを使う人間であり、相手が望んでいるか理解し、自分が何をしたいかをきちんと伝えることなしには円滑な人間関係の構築や業務遂行ができない

英語力→翻訳者になるわけではないので、完全な英語は必要ないが、ITエンジニアにとっては学びたいものがあったり、伝えたいことがあればかなり重要

機嫌→機嫌が悪い人のまわりにいると嫌な気分になる。機嫌が悪い人に何かをお願いしにいこうとは思わない。機嫌が悪い人と一緒に仕事をしたいと思わないため、結果的に周囲にも自分にも不利益になる。

まとめとして、matzは、重要なファクター=「差別化」「機嫌」「継続」「行動」であると言っていました。やはり好きなことをやらないと実現できそうにない4つですね。

話を聞いていて意外だったのは、matzは数学が苦手なんだということ。そりゃあ、もちろん、普通の人よりはできるんでしょうけどね。。。

帰り際に、11月か12月に講演をお願いしたいということで土曜のスケジュールを聞いてみたのですが、12月13日までは埋まっているとのことでした。12月20日ならという話もでかかったのですが、「そりゃ、Ruby1.9のリリース日ですよね」というと、「特に僕は何もないと思うけで、まずいかな?」と笑って言えるmatz。とてもいいキャラですね。

最近、すっかりmatzの追っかけみたいになってきている感じです。今年中にウェブキャリア主催イベントでの講演とインタビューが実現したいですね。

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2008年10月12日
PASONA TECH CONFERENCE 2008 を見てきました

PASONA TECH CONFERENCE 2008(パソナテックカンファレンス) を見てきました。matzの基調講演については、別途書くとして、他にいくつかセッションについてです。

http://www.pasonatech.co.jp/10th/event/pt_conf2008/index.jsp

他に参加したのは、

■なぜ?って・・・・・僕が、私がプログラマーになった理由を明かします(小山浩之:フリーランスプログラマ 株式会社mixi技術顧問)

→面白そうかと思って参加したのですが、自己紹介の長さと甘いボイスにやられてついついうたた寝してしまいました。ごめんなさい!

小山浩之.jpg 

■チームハックス! 特別編~仕事が楽しくなるチームの作り方~(大橋悦夫:シゴタノ主宰、柳澤大輔:カヤック代表、須田将啓・田中禎人:エニグモ代表、モデレータは堀川貴満:パソナテック)

→田中さんがちょっと遅れてきてドキドキしましたが、それぞれの個性でチーム理論を展開されていました。エニグモのお二人は「のりが合うこと」が一番大切という話に終始、カヤックの柳澤さんは、入社する際に会社に合う人しか採用しないので、あまり気にしていないし、モチベーションをあげようと思ったこともないということでした。それはそのまま真実でしょうし、結構、単純な話かなとも思いましたが、人数が増えてたりしたときはどうするの?ってのもありますよね。でも、このシンプルな部分を共有できる人だけ採用していれば大きくなっても問題は起きないんでしょうね。問題は違う人を採用したときに起きる。それも小規模なチームでも起きるのではと確信しました。

 

■技術をどう活かすの? ~企画屋と技術屋のコラボレーションの軌跡~(藤代裕之:NTTレゾナント gooラボマーケティング担当)

→今年大ヒットしたgooの「ブログ通信簿」を題材に、よくうまくいかずにいがみあう「企画屋」と「技術屋」の関係性のあり方についてプレゼンテーションしていただきました。これはなかなか面白いし興味深い内容で、困っている人も多いはずなのですが、参加者が少なく、問題意識の低さを感じました。企画屋は自分ではできない技術を持った技術屋をリスペクトすべきだし、技術屋は自分にはない視点を持った企画屋の話を少しはきくべきだという主張は本当にその通り。なんでうまくいかないんですかね。。。

■エンジニア・グローバル・サミット2008 ~世界から見た日本のキャリア、日本から見た世界のキャリア~(Jim Grisanzio:サン・マイクロシステムズ、原田季栄:NTTデータ、Edward Middleton:東京Linuxユーザーグループ、宮下剛輔:paperboy&co、岩佐琢磨:Cerevo、モデレータは櫻井知之、美谷広海:楽天)

→一言でいうとテーマ名負け的な感がありました。単純に日本人よもっと大きなグルーバルな視点で見て、憶さず英語を話せということ。内容的にはそりゃおっしゃる通りなんですが、なんでそれが、グローバルサミットなのかよく分かりませんでした。と英語ができずとも活躍している日本のエンジニアとかもいれたら議論になってよかったとも思いました。paperboy&coの技術責任者の宮下剛輔さんがパネラーの中にいらっしゃったので、思わず「Webエンジニア武勇伝」のインタビューをお願いして快諾いただきました。

宮下剛輔.jpg

全体的には女性限定のセッションがあったりとかエンジニア向けといっても派遣を意識したバランスのよいセミナーだったと思いましたが、反面、コアなエンジニアの参加者が少ないという問題もあり難しいところだなというのもありますね。

でも、こうしたイベントはウェブキャリアでも是非チャレンジしてみたいと思います。来年できるかな?

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2008年10月11日
モディファイのCTO、松本庄司さんにお話をお伺いしました

松本庄司.jpg

株式会社モディファイのCTOである松本庄司さんにお話をお聞きしました。松本さんは、京都大学大学院卒というインテリジェンスな部分と野性味あふれる男っぽい部分、ちょっとお茶目なギャグセンスを併せ持った魅力的な方でした。

http://www.modiphi.co.jp/index.html

詳しいお話は、12月公開予定の「Webエンジニア武勇伝」をご覧ください。

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2008年10月10日
「AERA~現代の肖像」にmatzが登場

FNT_20081013.jpg

AERAの現代の肖像コーナーにmatzが登場しました。matz本人もブログで書いていましたが、こりゃ、面白いインタビューに仕上がっています。正直、やられた!という印象でした。ウェブキャリアのWebエンジニア武勇伝の姉妹コーナーとして設置する予定のスーパーハッカー列伝でmatzのインタビューを掲載させてもらおうと思っていただけに、先にここまでやられるとどういう仕立てでインタビューをお願いするか非常に難しくなりました。

AERAが決してエンジニアをターゲットにしていないというのがあり、技術的な部分よりも観念的な話や哲学思想的な話にフォーカスされており、「技術だけじゃなくて生きざま」を語ってもらってきたWebエンジニア武勇伝シリーズと似たコンセプトになっているんです。

きっと、これをエンジニアが読むとさらに面白い切り口に切り替えていくんだろうななんて考えております。あとは事前確認がなかったようなので、そのあたりはきちんとやって事実ベースでまとめつつ、表記も正確にいくという正攻法しかないですね。「Ruby」はやっぱり「ルビー」じゃなくて「Ruby」だし、「ルビー・オン・レイルズ」じゃなくて「Ruby on Rails」でしょう。

DSCF2654.jpg

いくらAERAが技術誌じゃなくても、それくらいはきちんとやらんとねきちんと・・・って言っているのは負け犬の遠吠えのような気がしてきました。

つうことで、この記事面白いので是非、読んでみてください!!

「日本で生まれた世界の公用語」ってキャッチもいいなあ。。。ぐだぐだ。。。

近々、うちのインタビューお願いします!!!

三鷹MATZと.jpg

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2008年10月 9日
今月のMRK(元リクルート経営者)会議

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今月のMRK会議(元リクルート経営者会議)は、五反田に本社のある、幼児活動研究会株式会社の山下孝一社長のお話をお聞きしました。

http://www.youji.co.jp/

同社は設立から37期目、さまざまな紆余曲折を経て、ヘラクレス市場に上場を果たした企業です。

山下社長と過ごした2時間は濃密すぎて、ここのそのすべてを書くことなど到底できない内容だったのですが、あえて書くとすると下記がとても印象的だった(というか身につまされたというか、突きつけられた気分というか)ということでしょうか。

 

・いい社員とか悪い社員など存在しない。存在するのはいい経営者か悪い経営者だけ

・お客様を喜ばし、社員を喜ばすことができれえばすべてがうまくいく

・会社のために自分の寿命が縮まるのは、経営者としては本望

・売上・利益が上がらないのは、経営者としては犯罪的行為

・知っている、やっているだけじゃ駄目で、結果がすべて

 

また、本業の幼児教育についての山下さんの持論も本当に素晴らしいものでした。子供はみな、素晴らしいものを持って生まれてきているということを本当に実感させられる事業を展開されています。

また、いわゆる「ゆとり教育」について、競争させると子供の心が傷つくなんていうのは大きな間違いで、競争があるからこそ、はじめて弱者への思いやりが生まれるというお話も本当に納得させられるものでした。

久し振りに浪花節のサムライを見たという感じでした。山下社長、ありがとうございました。

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2008年10月 8日
SEフトシ君の...知っておきたい!! 転ばぬ先の商慣習 Vol7を公開

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きたみりゅうじさんの人気漫画シリーズ、SEフトシ君の...知っておきたい!! 転ばぬ先の商慣習 Vol7を公開しました。

http://www.web-career.com/contents/habit/7.html

今回は「見積もり有効期限」のお話です。何気なく見積書に書いてある「有効期限」ってそもそもなんのための記載なのか、また、どれほどの効力があるのか、そんなテーマにフトシ君が挑みます。

詳しくは、ウェブキャリアのホームページまでお越しください!

http://www.web-career.com/index.html

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2008年10月 7日
オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Fall 番外編

バッジ.jpg

オープンソースカンファレンスで、いただいたものがあります。

1つは、島根大学の野田先生からいただいたバッジです。「Ruby City Matsue」の文字に加えて、なんとmatzのサイン入りです。これは本来、島根に行かないといただけないものだそうなんですが、先般のOSC島根に団扇をお送りした御返しということでいただいてしまいました。団扇はこちらも置いていただいてありがたかったのに、バッジまでいただくなんてなんと嬉しいことでしょうか。野田先生、ありがとうございました。

あとは、受付抽選会で、いただいたIDGのMOOKである「ネットワークの教科書」。終了間際にまだだいぶ残りがあるとの放送が入ったので、思わずアンケートを書いてくじをひきました。

IDG本.jpg

いくつになっても、ものをもらうというのは嬉しいことですね。

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2008年10月 6日
オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Fall 第2日目

表紙.jpg

オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Fallの第2日。この日は土曜でビジネスデイでした。朝はあまりという感じでしたが、お昼すぎからエンジニアが集まりはじめ、会場は熱気に包まれ暑いほどになり、季節はずれのウェブキャリアの団扇が結構売れました。Webエンジニア武勇伝にも出ていただいた方々数人ともお会いできました。

この日は、日本Rubyの会の発表もありました。高橋征義さんが、「Ruby1.9の現状と今後」と題して、事実上リリースが1年ほど遅れているRuby1.9の開発状況と課題をお話いただきました。Matzに任せていたらきちんとリリースできなかったので、リリースマネージャーとしてYuguiさんを起用し、開発が順調に進んでいるとのことでした。ただ、Yuguiさん的にはきちんとしたものを出したいので、間に合わなければリリースを延期するという方針だそうですので、まだまだちょっと分からない部分もありますね。

高橋さん.jpg

お昼すぎからの熱気のもう1つの要因は、ミラクルリナックスでCTOを降りて話題にもなった吉岡弘隆さんが仕切った「勉強会大集合」ではないでしょうか。昨今の勉強会ブームをテーマに、形骸化しない効用ある勉強会の条件などについて話をされていました。これには結構、名の知れた方も集まっていましたね。

なんというか営業系のイベントと異なり、ちょっとまったり感があるものの楽しい1日でした。そうそう、もじら組の組長の松澤氏は、現在、KBMJの所属です。

もじら.jpg

終了後の懇親会は、疲労と都合で残念ながら参加できませんでした。100名の規模だったみたいで、どうなったんでしょうね。来年はフル参加したいと思います。

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2008年10月 5日
ogijunさんお勧めの小島寛之さんの数学の本

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Rubyのコミュニティでもお馴染み、IT系のイベントとなるとどこにでも現れるというogijunこと、荻野さんにWebエンジニアの武勇伝のインタビューの際にお聞きした小島寛之さんのホンを入手しました。1冊は絶版で、Amazonのマーケットプレースで買いましたが、初版は相当高値で取引されているみたいですね。「数学迷宮」という本で、私はかなり安く購入しました。

さらに、講談社新書から出ている「数学でつまずくのはなぜか」はそのまま購入。

なぜ数学で.jpg

もともと数学好きで、一時は数学者を目指し、「大学への数学」に中学3年生からのめりこんでいたこともあり興味津津でした。特に荻野さんを数学と出会わせたという「数学迷宮」はどんな本なのか気になります。

ただいま、読んでいる最中ですので、読み終わったらまたコメントします。

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2008年10月 4日
オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Fall 第1日目

OSCブース斜.jpg

オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Fall 第1日目が終了しました。

金曜日のビジネスデイということもあり、ネクタイ姿の方や企業の担当者としての情報収集をする方が多かった印象であまりコアな方はいなかったという感じでした。とはいえ、古庄親方にお会いしたりもして、土曜日にどこぞで予定のある方は金曜日に様子を見にきたということなんでしょうね。夜の懇親会では、約600人が参加したと発表がありました。

OSCゲル.jpg

初日からご覧の通り、ブースは、Ruby,Ruby on Railsの赤一色にしつつライトアップを行い、ひときわ目をひく感じに仕上げました。通る方からは、「これはどういう意味なんですか?」とか「なんでガンダムが?」とかいろいろありまして、狙い通りという感じでしたね。

OSCズーム.jpg

赤がらみで用意していたコーラ飴とかたこ焼き風味のうまい棒も大分はけました。うちわも底をつき、今日のCommunityDayはツールなしの白兵戦になりそうです。

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2008年10月 3日
本日、オープンソースカンファレンス2008 Tokyo/Fallが開幕

本日から、オープンソースカンファレンス2008Tokyo/Fallが開幕します。

http://www.ospn.jp/osc2008-fall/

このオープンソースの今を語る全国行脚の催しの首都圏イベントです。ウェブキャリアとしては、3回目の協賛。年々協賛企業が増え、大手化している中で、どう目立つかだけを考えて企画をしましたので、ちょっと楽しみです。

「逆襲のシャア」の上映は著作権の絡みで、難しそうな部分もあるので、趣味の範囲で内輪で盛り上がる系にしようかと思っています。

明日と明後日は、何人のエンジニアと出会って、どんな話ができるのか、ワクワクドキドキです!

そんなことを言って、荷物を車に積んだりしていたらこんな時間になってしまいました。明日のイベントに備えて寝ることとします。

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2008年10月 2日
10月1日は全国的に新卒内定式

10月1日は全国的に新卒の内定式だったかと思いますが、ウェブキャリアの親会社である株式会社ケイビーエムジェイも18人の新卒内定者を集めて、内定式を行いました。大変がWebエンジニア志望、一部営業やWebデザイナー志望でした。

毎年のことながら、何を話そうか迷ったわけですが、今年は日頃感じていることをベースに学生から社会人へのシフト(あえていうとパラダイムシフト)について話をしました。少し説教じみていたかもしれませんが、大切なことなので。。。

 

学生時代は、学費も払っているし、どこかお客様気分があって、学生とのしての自分自身の権利主張をしてもよい時代ですが、社会人になるということは、反対にお金をもらうということなので、本来は個人的な権利主張があるのは理にかなっていない。そういう意味では、先輩が面倒を見てくれないとか、会社がいろいろなことやものを整えてくれないとか、文句を言うこと自体ナンセンスですよね。会社がよくなるからという理由で問題点を整理して改善策を提案するのはいいことですが、個人的なストレスを愚痴るのは本当におかしな行為ですよね。そのあたりをよくよく考えて半年間で意識を変えてきてください。

 

そんな話になりました。まあ、何人もの人がしゃべることだし、すぐに忘れてしまうのが人間のサガなので、どれほどの効果があるかは分かりませんが、本当に切に願っていることをお話してみました。

各社の内定式ではどんなことが話されているんでしょうね。

 

 

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2008年10月 1日
弾言

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小飼弾さんの「弾言」というインパクトのある本が並んでおりまして、ついつい買ってしまいました。

サブタイトルにもある通り、「成功する人生とバランスシートの使い方」を「ヒト」「モノ」「カネ」に分けて小飼流に解説しており、間違いなく人生経済論でしょう。

確かに格差を生み出しているのや、収入と支出のバランスがとれない人にはこういった観点で、自分自身の人生は自分という会社の経営だという考え方が足りないのかもしれませんね。

さすがに時代の寵児として、オン・ザ・エッジ(現ライブドア)上場時のCTOを務めたことのある方のホンだと思いました。

結構、冗長的に書いてある部分もありポイントをあれしにくいのですが、偶然でしょうが、先日このブログでも紹介した大塚寿さん、姥谷芳昭さん共著の「伝わる化」と同じことが書いてありました。こんなくだりです。

 

実は、ITを積極的に導入しているところほど、社員のつながりがなくなっていってしまいます。ITを使っていなければ、社内を飛び交う声の調子や雰囲気で、誰の手が空いている、こいつは暇といったことがわかるものです。しかし、ITの場合は、メールやIMのやりとりだけで用が済んでしまい、当事者以外には誰が何をやっているかわかりません。放っておくとどこまでも各人が孤立化してしまいます。

 

この件、いろいろ議論はあろうかと思いますが、IT系コミュニケーションツールの弊害は顕著なようですね。

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松田公太さんの本をついつい買ってしまいました
gooラボで活躍する徳永徹郎さんにお話を伺いました
永原篤さんの武勇伝を公開しました
第8回R-1カップ
第21回ねっきー杯
paperboy&coの技術責任者、宮下剛輔さんにお話を伺いました。
幻の軍鶏水炊きラーメン
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sagaQ から 河口湖 新卒合宿研修 に対するコメント: 川井さん、差し入れあ

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