今日は、2月に一度のMRK会(元リクルート経営者会議)でした。
今回は、昨年マザーズに上場した、株式会社ノバレーゼの浅田剛治社長の講演でした。
浅田さんは、私のひとつ上で、リクルートは92年入社。1年半ほどしか在籍しなかった方ですが、十分にリクルートマンたるスピリットを持った方でした。
ノバレーゼは、結婚をプロデュースする企業で、具体的には衣装のレンタルや式場運営、レストラン経営など多岐にわたる事業を展開しています。リクルートでもゼクシィ出身でこの業界に身をおかれている方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。
http://www.novarese.co.jp/
お父さんの病気で家業を継いだときの話や上場までの苦労話など、いろいろなお話をお聞きしましたが、一番印象に残ったのは、「リスクは内部にある」というお話。事業が市場の変化で縮小せざるをえないリスクよりも、内部が原因で崩壊するリスクの方が大きいというお話です。たとえば人、サービスのクオリティなど、企業の規模拡大の中でそういうものが追いつかずに崩れていくということが一番怖いそうです。
確かに規模を大きくすると自分自身の目が行き届く範囲が狭くなる、そして自分自身の影響力が嫌がおうでも薄くなる。そういうものだからでしょう。
「拡大」と「質の維持」の両立。ここに経営者として第2のステージを引っ張れるかのポイントがある気がします。 |