すっかりおなじみになった円通寺からスタート。
京都、最終日は円通寺からスタートしました。ここは修学院離宮の流れをくみ、比叡山が庭にすっぱりとおさまる数少ない借景庭園をもつ名寺です。それにしてもお参りされる方が少ない、皆、清水寺や金閣寺・銀閣寺といったところばかりに行っているみたいですね。
円通寺から詩仙堂へ。こちらは人気のお寺だけのことがあり、そこそこの人で。すっかり庭の自然に魅了され、植物ばかり見てきてしまいました。
午後からは、お約束していた、京扇子の製造卸・小売販売をされている「大西常商店」の奥様の大西優子さんとお会いしました。
http://www.ohnishitune.com/
大西常商店さんは、京町屋で京扇子を扱うことにこだわっておられ、現在の店舗である町屋を長く保存できるように改装中です。先日、お邪魔した折には見せていただけなかった内部まで拝見させていただきました。そして、今後は、お客様や仲間に中も公開できるようにしていかれるとか。とても完成が楽しみです。
大西さんに、イタリアンランチにつれて行っていただきました。ホテルサンルート京都の10Fにある、トラットリア・ヴィアーレ。東山のお寺が一望できる素晴らしい展望レストランです。少し会席風の料理に飽きがきていたので、イタリアンは新鮮でした。その中にも京野菜をふんだんに使ったサラダバーもあり、やはり京都を忘れさせないのは流石です。
http://www.hotel-sunroute-kyoto.co.jp/viale/
食後、大西さんの勧めで、六波羅密寺や六道珍皇寺などをご案内いただきました。ほとんどの観光客が見られない京都の深い部分に触れた気分です。
大西常商店のある松原通りをまっすぐ東に来ると、松原橋がありますが、こちらが正真正銘の五条大橋、牛若丸と弁慶が出会ったされる橋です。現在の五条大橋はその後、作られた橋。かの時代の京都の町はこの松原通りまでしかなかったとのことです。
松原通りをまっすぐ東にあがっていき、件の六波羅密寺、六道珍皇寺を抜けていくと清水寺に出ます。牛若丸は清水寺詣での帰りに弁慶に出会ったんでしょうね。
最終日も京都の友人にもてなしていただき、楽しく過ごすことができました。 |