伊坂幸太郎さんの新刊「モダンタイムス」が出ました。早速ゲットして完読。モーニングの巻末に1年半ほど連載していた異色作品で、単行本としては540ページにおよび大作となりました。
タイトルの「モダンタイムス」はチャップリンの映画と掛けたもの。現代版「モダンタイムス」と言っているところから社会的問題を扱っているのではと思わされます。
物語はある特定の言葉の組み合わせの検索をすると「ひどい目に遭う」という事件から始まります。過去のあった事件の真相を国家ぐるみで隠すためにある仕組みが働くというもの。結構恐ろしい話です。
でも、十分にありうる話だという側面もあり、人ごとではないようなところもあって、ちょっと怖くなりました。伊坂さんは元システムエンジニアなんですが、そういう匂いも感じさせるいつもの雰囲気もありましたね。
同時期に書かれていたゴールデンスランバーも国家の問題をテーマにしていたのですが、どうもこれ姉妹作ということです。
いつものように緻密に組みあがっていく元エンジニアの伊坂さんならではのプログラミングチックな小説は本当にドキドキさせられながらも見事に仕上がっていて、爽快感がありますね。
次回作にさらに期待です!










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