
今回は、面白法人カヤックのCTOを努める貝畑政徳さんにお話をお聞きしました。貝畑さんは、面白法人カヤックと関連会社の株式会社クーピーの技術のリーダーを兼任されており、開発責任者として、カヤックの展開する数々のサービスの技術面を担当しています。今回は冬晴れの鎌倉にお邪魔し、話題になっているカヤックのオフィスと12月にオープンしたばかりのカフェ「DONBURI CAFE DINING bowls」でお話をお聞きしました。http://bowls-cafe.jp/
貝畑政徳 氏
- 1974年福岡県生まれ 東京育ち
- 1989年慶應高等学校に進み、慶應義塾大学環境情報学部に入学。
- その後、慶応義塾大学政策・メディア研究科卒業ディジタルメディア・プロジェクトに所属し研究に従事。
- 1998年に大学時代の同級生と合資会社カヤック設立(2005年に株式会社化)。取締役CTOとして、面白法人カヤックの技術陣をリードしている。
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Webエンジニア武勇伝 第6回 大場光一郎 氏 & 寧子 氏 |
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パソコンに本当に触れたのは中学2年生のときで、たまたま友達の家にパソコンがあって、「これはなんだ?」という感じでした。ファミコン世代ですし、ゲームはやっていたし、ゲームを作りたいという欲求はその頃からあったんですが、パソコンだったら簡単ゲームなら作れるよと友達に実演してもらって、これはすごい!って衝撃を受けました。自分でやりたいゲームは自分で作った方が面白いと思いパソコンに興味を持ち始めたんです。
若い頃って夢がありますよね。インターネットって個人でいろいろな情報を発信できるから魅力的だったし、ネットで何かしようということだけは決まっていたんです。でも最初はコネもないし、仕事もないし、お金もない。なので受託をしてみようってことで、得意先の代理店をつくって始めたんです。その頃は3人一緒に住んでいて、昼は上の部屋で仕事、夜は一緒に寝てみたいな生活を1年くらいしていました。人も増えて、オフィスも高田馬場から自由ヶ丘と移って、今は鎌倉に本社があるっていう感じです。
はい。今の経営理念は、「つくる人を増やす」です。
つくる人を増やすだけでなく、僕たちもつくり続けています。その典型的な行事として1年目からやっている「777プロジェクト」があります。7月7日に7つのサービスを同時にリリースするっていうプロジェクトです。受託の仕事をしていると自分たちのサービスをつくることが疎かになりがちです。そこで、6月をフルで空けておいて、7つを一気につくっていたのです。1年に7つ作れば7年で49個になります。
アイデアを出すことがカヤックの特徴になっているので、社員教育にもそれがつながっています。ブレストにもほとんどの社員を参加させています。技術者にしてもデザイナーにしても。アイデアを出す過程で、カヤックの経営理念だったり考え方が伝わっていくんですね。例えば、社員が好き勝手なアイデアを出すんですが、「それは新しくない」とか「それはカヤック的じゃない」「カヤックの経営理念に反している」みたいなやりとりをしながら学んでいく。全員がいいアイデアを出せるわけじゃないんですけど、そういう場にいてもらうことが教育だったりもしますね。
社員の興味の赴くままという感じですね。僕はCTOなんですけど、僕よりも開発ができる社員がたくさんいます。個人でやっていたけど、本当にすごいプラグラムを書いていたような人たちも集まってきていて、僕の仕事は彼らが自由に開発できる環境を作ることと、責任をとることなんです。いつも社員には「バグは個性だ」って言ってるんです。「バクが出るのはしょうがない。それは挑戦した結果。とにかく新しいことにトライしてほしい」ということを言い続けています。挑戦して成功するか失敗するか分からないけど、それをすること自体がその人の成長につながると思うので、基本的に推奨派ですね。もちろんクライアントワークでバグがあるのは推奨できないので、自社サービスでトライして有効だったものを、受託に活かすことになります。
そうですね。なんとなく決まっていますね。やっぱり柳澤は、経営者としての素質があるなと僕は思っています。非常に頭がいいし、責任感が強いので、会社のサービスを隅々まで見ていますね。今では開発はせず、CEOとしての才能を発揮しているという感じです。僕は自然と技術者のリーダーのポジションです。技術を追っているわけじゃないんですけど、この技術はいけるとかこのサービスはいけるとかなんとなく知見が備わって、直感的に判断がつくようになっているので、技術者をどう育てるかとか技術者にどういう仕事をさせるかということを考えるポジションになっていますね。カヤックは半分以上が技術者で、リーダーのポジションを置かないと把握できないということもあります。が、開発もしたいので、時折やっています。
個人的なところとしては・・・僕は、漫画が好きなんですよ。漫画家になりたいっていうのもあったんですが、なかなかそれは大変なので、個人的には漫画系のビジネスを立ち上げようと、2006年から考えていま、1つ実験的に「漫ガキ」というサイトを立ち上げています。2008年は漫画雑誌を創刊しようと思っているんです。「少年ジャンプ」に対抗できるとは思っていないんですが、Webを絡めてチャレンジできたらと思っています。2007年の12月に、無料のマンガ誌『コミック・ガンボ』を発行していた株式会社デジマが倒産したんですが、あの試みは面白いなと思っていて、カヤックだったら、こういう漫画雑誌をつくるっていうのをやってみたいと思います。






