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| 永原: | もうちょっと説明するとオープンソースでも色々あって、例えばオープンソースでシステムを作っている国立情報研究所のNetCommons っていう面白いオープンソースがあります。すごく頭のいい新井教授っていう方がリーダーで、やっぱりこういうのをビジネスに使わないといけないと先の事を考えておられる方なんです。それで、このソフトが面白いなってことで我々も手をつけてみたんです。それで、ぜひ一緒にこれを使わせてくれということで、今、ひとつはこれをメインで開発を行っています。
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| 川井: | なるほど。
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| 永原: | 天野さんがやっているXOOPSに近いソフトなんです。CMSと言われるやつで、HPが簡単に作れたり、サイトが簡単に作れたりするソフトなんですね。今回NetCommonsのカンファレンスで2つセッションを持たしてもらっていて、お客さんの事例をしゃべるんですけど、ひとつは、通信制の大学なんですよ。通信制の大学って孤独なイメージがあるじゃないですか。だけどそこの大学すっごく面白くて、「通信制の大学を変えたい!」「履修率が低い、卒業率が低いものを変えていきたい!」と、本当に熱い大学なんですよ。その大学が立ち上がったのが5年前です。立ち上がる当時から前の会社でシステムを担当させていただいていて一緒に仕事させてもらってたんですけど、もっとその大学を便利にできないかと思いますよね。通信制の大学なんで、学生はWebでいつでも成績が見れたほうがいい、履修登録ができたほうがいい。じゃあ、ポータルサイトと大学のシステムをつなげてしまえばいいと考えるんです。そうなると学生はそのポータルサイトで自分の成績を見たりできるじゃないですか。
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| 川井: | なるほど。
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| 永原: | また、サービスが広がっていくんですね。
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| 川井: | すばらしいですね。
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| 永原: | で、最近はOpenPNEという手嶋屋さんのSNSも使わせてもらってやっているんですね。これも、「学校でどんなことしたいですか?」ということで、せっかくの通信制、インターネットが流行ってきている時代、何か面白いことはできないか?と考えて、「じゃあ、ポータルと今のシステムつなげたらもっと面白いことができますよ。SNSは最近流行ってきてるらしいですけど導入したらいかがですか?」と提案できたんです。
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| 川井: | なるほど。
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| 永原: | オープンソースの商売では、ソースはタダです。もし永原が高いと思ったらここにあるんで勝手にダウンロードしてくださいって(笑)それじゃ商売できないので、あかんのですけど、よくそう言ってます。
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| 川井: | (笑)
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| 永原: | お客さんは、本業はソフトウェアじゃないはずなんですよ。本業じゃないのにソフトウェアの開発をしようとしても無理ですよね。やっぱり、本業を絶対すべきなんですよ。学校の教員であるなら生徒に向かって欲しいわけですよね。で、余計なシステムの時間の部分をこっち側がもっともっとはやく解消しますっていう風に仕事の分け方をしていけばいいと思います。それで、やっぱり効果を出してほしい。そんな風に仕事を分けて、学校がもっともっと盛り上がってほしい。生徒も増えてほしいし、このシステムにかけた費用なんて早く解消してほしいです。
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| 川井: | 確かにそうですね。
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| 永原: | そういう風に提案も含めて、プログラム開発しながらやっていくんです。まあその中で見積もり出してお金もらってっていうのがもちろんありますが。
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| 川井: | なるほど。
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| 永原: | なのでおかげさまで結構オープンソース、いい感じですよ。
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| 川井: | すばらしいですね。
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| 永原: | 営業的にもね、オープンソースってすごくいいですよ。昔は、例えばお客さん二人いらっしゃるとするじゃないですか。買うかどうかわからないんですけど提案します。提案出して見積もりを出してそれで初めて「いや実は見に来ただけです」、一方は「買うつもりでした」。二つ時間使って半分とれた。これはラッキーなほうですよね。
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| 川井: | そうですね。
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| 永原: | オープンソースはすごい楽ですよ。最初に言うんですよ。「システムのベースはありますか?なければ教えますからここにあるんで勝手に使ってください。予算がなければこれでさようなら」です(笑)。もともとお金を出さないお客様は、それで納得して僕を解放してくれる。お金を出してくれるお客様は見積りを要求してくれる。
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| 川井: | (笑)
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| 永原: | お金決めて契約で、あとはもう集中して製作(笑)どんだけ営業効率あがるんだよ、と思うくらい上がりますよ。
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| 川井: | 確かに。そこは本当にうまくあの商売魂を生かされてますね(笑)
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| 永原: | がめつい傾向がありますから(笑)
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| 川井: | むやみやたらに売り込まれると抵抗感ありますけど、そういわれると「お?売り込まなくていいの?」なんてなりますね。
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| 永原: | オープンソースはみんなでがソフトウェアを作っているので、「広がる」っていうのも大事なことかなと思っていまして、我々もそれで商売をさせてもらっている以上手伝うべきところだと思うんですね。
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| 川井: | NetCommonsを選んだ理由ってあるんですか?
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| 永原: | 国が作っているからです。
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| 川井: | そこですか。
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| 永原: | 機能もいいんですよ。中身も素晴らしいなと思います。でも一番はやっぱり安心できるところが作っているところ。オープンソースっていろんなコミュニティが作ってますよね。ただ僕は勝手にダウンロードして使うのがあんまり好きじゃないのでたとえばXOOPSなら天野さんのところに契約しようよ、と声をかけてやってました。作っている人ととにかく契約したいんです。
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| 川井: | なるほどなるほど。
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| 永原: | NetCommonsは、NPO法人が立ち上がっていてそこに僕も入ってたりするのである意味契約なわけです。OpenPNEの手嶋屋さんともASP販売代理店ていう契約をしてたりします。そういうわけで、得体のしれないものを勝手に使うのは怖いのです。ビビりなんですよ。お客に提供しにくいし、本当に安心できるものだけを集めたい。NetCommonsはその中のひとつだったんですよ。
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| 川井: | なるほど。
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| 永原: | それにNetCommonsは営業しやすいんですね。NetCommonsのNPO法人にしても、色んな会社さんが入ってくると、みんな競合としてぶつかるのか?たとえば10社入ってきたら10社は競争になるのか? 僕は違うと思うんですね。世の中そんなに何もかも、「1社でやってます。うちはよそとは一切関わりません」みたいな会社はないと思うんですよ。
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| 川井: | ないですよね。
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| 永原: | たとえばヒアリングだけが得意な会社、プログラムが得意な会社、デザインが得意な会社、インフラが得意な会社、いろいろあるじゃないですか。みなさんが本当に得意なのはどこ?って聞いて回ります。聞けるのが僕のひとつのスキルかなと思っています。ずけずけと押しかけていって、「教えてくださいよ、どこが得意なんですか?本当にどこでも得意ってことはないですよね?」って聞けるわけですよ(笑)嫌がられたら「すいません、帰ります」って帰ったらええねんから。
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| 川井: | (笑)
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| 永原: | それで、もうそういうリストを作ったりしてます。
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| 川井: | パートナーリストがあるわけですね。
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| 永原: | はい。それをやりだすと本当にみんなの得意分野が見えてきて、誰と組めばいいのかが見えてくるんですね。うちは誰と組めばいいのか、こんな時は誰と組めばいいのか。そうするとみんなにそこで仕事が生まれてくる。そして市場が広がるんです。
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| 川井: | なるほど。
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| 永原: | これもずっと言ってるんですが、それでもし本当に仕事の取り合いになるんだったら、その程度の市場しかない仕事はやめてしまえと思います。もしくは自分たちで市場を広げればいいんですよ。
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| 川井: | はい。
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| 永原: | 市場が埋まってたら作ればいいと思うんですね。せっかくこんなにいいソフトがあって、色んなところに使えるんですよ。NetCommonsは学校向けって思われてるところが多いんですけどそうではなく、僕はけっこう印刷業界向けに売ったりしてるんですね。すごく便利な機能があったりWeb入稿にもこのシステムがそのまま使えるじゃんっていうのがあったり。市場は営業次第で広がると僕は思っています。
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| 川井: | そうですね。
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| 永原: | ちなみに、僕は技術屋で営業じゃないですからね(笑)
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| 川井: | いやいや、営業ぽいですねぇ(笑)
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| 永原: | (笑)そういう風にみんなつながっていくんですね。そして、協業できるんですね。
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