2008年6月18日
BOSS7月号は、Amazonのレコメンダーにしてやられた!

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BOSSの7月号にリクルートの記事が結構なボリュームで出ていました。テーマは「リクルートの稼ぐ力」です。最大1兆4000億を越える有利子負債をほぼ返し終え、ほぼ無借金。それも本業の利益のみから捻出しているといところは、OBという立場を離れて客観視しても驚愕です。財務担当サイドの裏での活躍も大きかったのですが、いやはややっぱり利益体質が別格ですね。

稼ぐ秘訣は、「共有力」「誘導力」「媒体力」「破壊力」「協業力」「財務力」の6つに分類され、語られていました。本当にいつ見ても、聞いても読んでも面白い会社です。

改めてこの雑誌を読みましたが、結構面白い記事は多いことに気がつきました。経営塾が出しているのも初めて知りました。

この雑誌を手にしたきっかけは、アマゾンのレコメンダー機能です。私はリクルートに関する本をほぼすべてアマゾンで買っているので、その手の本は必ずお勧めがきます。してやられましたが、興味のある本が確実に手にできるのは嬉しいことでもありますね。

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2008年6月16日
Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方

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「Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方」を読みました。著者の平尾勇司さんは、私の元上司であった大友常よ世氏(現、ディップ株式会社代表取締役COO)と並んで、「東の大友、西の平尾」と言うように、長いリクルートの歴史でハードマネジメントの2大巨頭として知られた方です。幸い、私は平尾さんの部下になったことはなく、新人2年目に人事を担当している際に平尾さんが港営業部の部長として営業に来たときに、怖い方とも知らずに、いろいろ反抗的なことも含めて熱く語ってしまったという苦い思い出があるのみです・・・

そんなこととは関係なしに、この本は楽しく読むことができました。そしていつものことですが、いろいろヒントをいただくことができました。下記にいくつか気にいったフレーズを記載します。

・7年も赤字が続くと、失敗を恐れる習慣がつく。失敗しないためには革新的でダイナミックな行動をせず、部分的な微修正と改善を繰り返すことになる。失敗しない方法を一生懸命考え工夫する。事業の目的が成功することではなく失敗しないことに摩り替わっていく。

・働く人のモチベーションを設計できない事業は必ず失敗する。

・「必ず勝つ」という価値観が必要となる

・この事業は何か? 明快に語られなければ組織は心から動かない

・ヨミと意思の差がないのは、志がないか、最初から戦略を立てていないことを表明していることになる。

・「どうやるか?」にはやりたくなるしかけが必要なのだ。「~ねばならない」「~すべき」を「したい」に変える仕組みがイベントであり流れである。

・素人がプロになれる領域を見つけることだ。

・リーダーとは物語を語る人だ。

・世の中は男と女が半分ずつだろ、女性をマネジメントできない奴は組織の半分をマネジメントできないことになる。しかも、マーケットの半分を理解できないやつにリーダーは務まらない

・自分がすべての責任を負ってひとつの答えを決めるのがリーダーである。なぜなら決めなければ覚悟も定まらない。リーダーが覚悟も定まらずに迷っているのに、その部下が覚悟が定まるはずがない。迷っている間は何もしていないか、実行していたとしても中途半端になっている。それは組織ぐるみで中途半端になっている。

帯をみると江副浩正さんが「これはとてもシンプルでわかりやすい、経営組織の指導書だ」とべた褒めでした。確かにいい本だと思います。

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2008年6月13日
300年続いた老舗の物語 「にんべん」髙津克幸副社長のお話

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今日は、MRK会(元リクルート経営者会議)で、株式会社にんべんの取締役副社長である髙津克幸さんのお話をお聞きしてきました。今日までしらなかったのですが、にんべんは、元禄12年(1699年)創業で300年以上も続く老舗だったのです。髙津克幸さんは来年、父親から社長の座を譲り受けることとなっているそうで、実現すると13代目の当主となられます。

http://www.ninben.co.jp/index.html

鰹節のできるまでのお話を始めとしていろいろと衝撃を受ける話がありました。300年の歴史の中で、徳川幕府に貸し付けていた多額の資産が明治維新で不良債権化したこと、江戸の大火事、関東大震災、第二次世界大戦など東京に中心を襲った災害にさらされながら暖簾を守ってきたこと、代々の当主は「継ぐ」という意識はなく、30年ずつ店を預かる意識を持っていることなど、本当に歴史の重さと深さに圧倒されました。

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新たにできた会社のうち70%が3年でなくなるともいわれる中での気が遠くなるくらいの300年。そのバトンをリレーしてきた精神、そしてチャレンジャブルに変革していこうとする志、どれもが経営を志す人間にとって宝物のようなヒントであり、魂を鼓舞するものでありました。

今宵は本当お話に酔いました。とても心地よい夜風にあたりながらオフィスに戻ることができ幸せでした。

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2008年6月 4日
「Mashup Award 4th」がスタートしました!

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リクルートとサンマイクロシステムズの主催する「Mashup Award 4th」が始まりました。今回は4回目のコンテストになりますが、今回からウェブキャリアとしても協賛ということで、こちらのイベントに積極的に参加したいと思います。

http://mashupaward.jp/

しかし、そうそうたる企業が36社も協賛している中に並んでウェブキャリアのロゴがあるのは、本当に嬉しいぞというようなミーハーな気持ちにもなってしまいます。

以下、サンマイクロシステム社のページから抜粋ですが、この「Mashup Award 4th」についての説明を記載します。ご興味のある方、どしどしご参加ください!

 

ネットワーク上にあらゆる人や物、情報が繋がり、日々進化を続けるネットワークサービス。これからの情報サービスはどのように発展していくのでしょうか。

テクノロジーを活用し、アプリケーションを開発するという視点だけでなく、新たな視点で情報を見つめ、結びつけ、デザインし、新しい価値を創造することが、今後のネットワーク・サービスの発展には重要です。

情報を新たなサービスとしてデザインするMashupは、ネットワーク・サービスの開発手法として、また、今後のネットワーク・サービスを支える基盤技術として、その活用は急速に拡大しています。
このMashup ムーブメントのさらなる発展と開発者の活躍の場を拡大させるという趣旨のもと、2006年より Mash upアプリケーションの開発コンテストである「Mashup Award」を開催してきました。これまでのコンテストからは多くの優秀なMashupアプリケーションが生まれ、受賞者はネットワーク時代の開発者として、その活躍の場を飛躍的に広げています。

第4回目となる「Mashup Award 4th」は、Web API提供協力企業数の拡大、開発者支援といった取り組みに加えて、デザインやビジネス・アイデアに注目した特別賞の新設と、各分野における著名な審査員の招聘等などを行い、さらにパワーアップしてスタートします。

舞台は整いました。時代の最先端を切り開き、自身を飛躍させるのは、みなさん自身のアイデアです。是非、Mashup Award 4thでチャンスをつかんでください。 

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2008年5月30日
メディア・シェイカーズにお伺いしてきました

株式会社 Media Shakers (メディア・シェイカーズ)は、2005年に設立されたリクルートと電通の合弁会社で、クロスメディアプロモーション企画をメインの事業として会社です。

代表的な取り扱い媒体は、「R25」と「L25」。皆さんもご存知ですよね。

面白いことをしている会社だなと以前から思ったいたのですが、なかなかお邪魔する機会もなく、今回は、ネッキー杯つながりでキーマンのところにお伺いすることができました。

汐留のオフィスはお洒落でシックないい雰囲気のオフィスでした。こういう企業は是非、応募者に紹介したいですね!

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2008年5月25日
ネッキー杯 20回記念大会

リクルートの旧FNX事業部の集まりであるネッキー杯の第20回記念大会が開催されました。

ネッキーさんとのご縁でお誘いいただき、ここ5回ほど参加させていただいておりますが、本当に楽しいコンペです。ネッキーさんの人柄で未だにたくさんの方々が集まっています。

最近は、現在ネッキーさんの所属しているリクルートスタッフィングからもぼちぼち参加者も出始めています。20回の記念大会は、千葉の「カナリヤガーデンカントリークラブ」で行われましたが、ここのグリーンは本当に難しい上、カップが馬の背状のところに切ってあり、はずすと遥か彼方まで行ってしまいます。

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http://www.canarygarden.com/

スコアは前半にとんでもない状態になり、53・44の97。ここ5ラウンドずっと下降しています。。。

これで梅雨も近くなるし、しばらくは練習に精を出したいと思います。

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2008年5月22日
だいやもんどへっど

銀座のコリドー街にある「だいやもんどへっど」という沖縄料理中心のこじゃれた店があって、リクルート時代によくいっていました。いくと必ず誰か会社の人間がきていて、時には社食のような雰囲気になったり。。。小さなビルの2Fで入ったことがない人はまず入らない店でした。

http://g.pia.co.jp/shop/55808

先日、久しぶりに行ってみたのですが、やっぱり月日が経つのは早いもので、スタッフのほとんどは入れ替わっているということでした。

何故、分かったかというと、以前はメニューにないものを頼んでも、大抵のものは作ってくれる店だったんですが、その調子でメニューにない「カルボナーラ」を頼んだところ、戸惑われてしまったのです。

とはいっても比較的古い店員だったらしく、最近はそういうことができるスタッフがいなくなったということを教えてくれました。

まあ、人のやっていることですから、長くは続かないのかもしれませんね。

それでも閉店間際までお客さんでいっぱい。それは今も昔も変わらない素敵なお店でした。

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2008年5月20日
リクルートメディアテクノロジーラボの長友肇さんの武勇伝を公開しました!

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今回は、白井孝史さんのご紹介で、リクルート メディアテクノロジーラボでゼネラルマネージャーを務める長友肇さんにお話をお聞きします。長友さんは、新卒でリクルートに入社後、IT系の部署、新規事業開発系の部署などを経験し、2006年から現職。


長友さんのお話からは、ネットへの想いやものを作ることへの情熱のようなものがびんびん伝わってきました。詳細は、

http://www.web-career.com/contents/buyuden/23.html

をご覧ください。


インタビューは、新橋にあるメディアテクノロジーラボのオフィスで行いました。いろいろなアイデアの詰まったオフィスは見所満載です。

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2008年5月14日
高城幸司さんの高城幸司さんらしくない本

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高城幸司さんの本なのですが、高城幸司っぽくない本を買いました。高城幸司さんといえば、元リクルートのトップ営業で営業ノウハウ本をたくさん出されている方で、現在はセレブレインの代表取締役社長を勤めていrっしゃいますが、最近は「メデューサの瞳」(テレビ東京・現在放送終了)というその人の職業を見抜く眼を競い合う番組などにも出演されていて、いろいろな才能を発揮されています。

http://www.celebrain.com/

http://www.tv-tokyo.co.jp/medusa/

高城さんは、年間にインタビューなどを通じて、2000人以上の方とお話する機会があるそうで、その際の「マンウォッチング」から得た考察を直観的なものから観念的なものまでまとめたのがこの本です。

高城さんの本というとやはり期待値が高いのか、前書きで相当、前提が書いてあるもののAmazonの書評などは辛らつですね~。個人的にいうと、この本出さない方がよかったのでは?とも思える一冊です。

とはいえ、以前仕事でもご一緒させていただいたり、最近もゴルフのコンペなどでもお会いしていて高城さんの素顔を知っているものからみると、そういう目をもちつついろんな人と交流を深めているのかと思うとちょっと可笑しくもなりますね。

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2008年5月11日
15年ぶりの再会

10日に、15年ぶりの再会を果たしてきました。お相手は、リクルートエージェントの森本千賀子さん。入社の新人時代から常にトップを走り続けてきた森本さんは、最近、営業MOOK本やら日経ビジネスAssocie、AERAなどの雑誌でも大分、露出が多くなってきています。

http://www.r-agent.co.jp/kanbu/market/

偶然、森本さんが載ったMOOK本に、私の師匠筋にあたるソニー生命の林正孝氏も載っていたのがきっかけでこの再会が実現しました。

森本さんは、リクルート入社時代の同期で一度、入社した新人の年の4月にお会いして以来でしたが、お互いに覚えていて話も弾みました。今は、営業ウーマンとして、そして母としてお忙しい毎日を送っているにも関わらず、アンテナは広く、いろいろな知識を貪欲に吸収しています。

そんな姿を見ると、同期としては頑張らねばという気持ちが強くなってきます。今度は同じような志を持つ同士を交えてというお話が6月には実現しそうです。

こういう縁も大切にしたいですね。

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